お砂糖一番BOOK

お砂糖の『甘さ』は安全印。
人間は本能的に甘さを求めています。
 私達の遠い祖先は、甘いものは安全で身体に必要なエネルギ−源であることを本能的に知っていました。そして“甘さ”を手がかりに安全な食物を求めました。例えば、赤ちゃんに砂糖水を与えるとにっこりとほほえみます。これは赤ちゃんを育てる母乳にほのかな甘さがあるからです。成長期の子供達が甘いものが好きなのも、私達が疲れた時に甘いものが欲しくなるのも、お砂糖が人に必要なエネルギ−源だからです。お砂糖の甘さはまさに安全印なのです。

お砂糖は長い歴史を持っています。
 人類とお砂糖の出会いは今から2300年前、西インド遠征中のアレクサンダー大王一行のサトウキビ発見から始まります。記録には「蜜蜂がいないのに蜂蜜を生む葦がある」と残っています。サトウキビは、原産地の南太平洋ニューギニア周辺からインドへ、そしてマルコポーロやコロンブスなどの手によって世界中に広まりました。サトウダイコンからお砂糖を作る方法は、約250年前ドイツで実用化され、その後ナポレオンの奨励もあり発展し世界中に広まりました。
  日本にお砂糖が伝わったのは8世紀頃、少量で貴重だったため薬として利用されました。室町時代には茶の湯の発達とともにお砂糖を使った菓子作りが盛んになり、江戸時代には庶民にもお砂糖が広く普及したため、徳川吉宗がサトウキビ栽培を奨励し大いに発展しました。これだけの長い歴史が、お砂糖の安全性を物語っています。


お砂糖はおそばと同じ炭水化物。
 植物からできているお砂糖は、おそばやご飯、パン、じゃがいもなどと同じ炭水化物で人間に必要不可欠な栄養素のひとつです。

スポーツの後にお砂糖を。
 スポーツの後にお砂糖を食事と一緒に摂ると、食べたものが体脂肪になりにくいという研究結果が報告されています。

ノンシュガー、シュガーレスは、
“カロリーゼロ”ではありません。
 厚生省栄養表示基準によると、糖類の含有量が食品100g(飲料では100ml)あたり0.5g未満だと「ノンシュガー、シュガーレス」の表示が可能となります。また「砂糖不使用」という表示の食品にはお砂糖以外の糖質が使用されています。「ノンシュガー、シュガーレス、砂糖不使用」は「カロリーゼロ」ではありません。「ノンシュガー、シュガーレス、砂糖不使用」を流行として捉えるのではなく、食品としての意味を正しく理解することが大切です。


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