こころ一番BOOK

海外の「こころ一番」お菓子情報

パリのお菓子は
華やかで
ファンタスティックな
芸術作品

マカロンとアメ細工のリボンのピエスモンテが飾られた、お菓子屋さんのショーウィンドウ。
  パリではお菓子は、10時と16時頃、気分転換とエネルギー補給のために食べるおやつと、食事の締めくくりに、精神的に満足するためのデセールに分けられます。ふだんのおやつは、ガトーショコラ、クレームキャラメル(プリン)、マドレーヌ、キャトルキャー(カステラ)といった昔ながらのお菓子を家庭で手作りするのが一般的。ドラマチックな演出をする時には、デセールの出番です。結婚式の時のピエスモンテ(ミニシューを高く積み上げたお菓子)、クレープパーティ、週末のディナーの後の特別なケーキ。ひとつの物をみんなで分け合うことで、家族の絆、友人との親密度が強まります。「インパクトのあるお菓子を出して歓声が上がった時、自分が完璧な母親役、ホステス役をやったな!と満足するの」と、パリ女性は言うのです。

ニューヨーク
忙しい生活には
チーズケーキで
癒しの時間を

ボリューム満点!ニューヨークスタイルのチーズケーキ。
  ビジネスの中心ニューヨークでは、コンピューターに囲まれた分刻みの生活の中で、いっそうホッとする時間が求められています。ダイエットが叫ばれていてもなお、甘いものに寄せる思いは格別。ニューヨーカーのお気に入り、10センチもの厚さがあるチーズケーキは、お腹にドカンとチーズとクリームのおいしさが残ります。チョコレートも大好き。アイスクリームは選ぶのに迷うほど種類が豊富で、ミスマッチかと思えるような珍妙な組み合わせもあります。ビルの上に庭を作ったり、ペットや郊外のセカンドハウスなど、ストレスの多いニューヨークの人々は、それぞれのやり方で心を癒していますが、甘いものとの付き合い方も、これからのライフスタイルを大きく左右するのではないでしょうか。

ローマには
一年を通じて
おいしい伝統
お菓子がいっぱい

お菓子屋さんのショーケースに並べられたたくさんのお菓子。
  ローマにあるレストランの80%がイタリア料理店といっても過言ではないくらい、イタリア人は食に関して、自国の伝統にこだわります。だから、季節や行事に合わせたお菓子もいっぱい。1月6日の子どものお祭りには、白か黒の石炭型の砂糖菓子、2月のカーニバルの時期には、カスタニョーラやフラッペ(砂糖のかかった揚げ菓子)、3月下旬頃のイースターには、卵型のチョコレートやコロンバ(鳩の形をしたケーキ)を贈り合います。夏場は、甘味ほどよく、フルーツをふんだんに使った自家製ジェラートが、乾いた喉を潤します。秋になると、チョコレートの登場。クリスマスには、パネットーネ(フルーツケーキ)やパンドーロをみんなで食べ、おいしいお菓子で一年を過ごします。


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