砂糖健康学完全保存版

検証結果 <第六章>砂糖と健康の誤解
虫歯と砂糖 検証結果
Dental Caries


虫歯の原因は、砂糖だけではありません
 虫歯の原因は、「歯垢(細菌)・糖(食事)・糖分が歯に停滞する時間」の3つです。この3つの原因がそろって、はじめて虫歯が発生します。この原因の一つでも欠ければ、虫歯にはなりません。
  食事や間食中に摂った糖が細菌によって分解されて酸になり、この酸が歯を溶かしてしまうと「虫歯」になります。そこで、「歯垢をしっかり取り除き」、「糖分を口の中や歯に残さない」ためにきちんと歯磨きをするように心がければ、虫歯は防げるのです。

虫歯の原因は、砂糖だけではありません。
砂糖の消費量と虫歯の数は、比例しません
 日本の砂糖の消費量は、世界の国々の中では少ないのですが、虫歯の数は多い方です。虫歯の発生は、砂糖の摂取量だけでなく、暮らしの水準や食事、口腔衛生に対する意識や習慣、水道水にフッ素を入れているか否かなど、各国の状況や生活習慣全体に関わっているのです。

各国の1人平均虫歯経験歯数と砂糖消費量


砂糖を上手に摂って、健康に!
決め手は、きちんとした虫歯予防
東北大学大学院講師 歯学博士 畑 真二 先生
虫歯にならないヒケツ、それは「歯磨き」とフッ素
 虫歯にならないためには、まず、細菌の固まりである歯垢を取り除くことが先決です。そのためには、歯磨きが一番。特に、虫歯になりやすいポイント「歯の溝・歯と歯の間・歯と歯茎の境目」をしっかりきれいに磨きましょう。歯ブラシは、ブラシ部分が小さい方が隅々まで届き、磨き残しが少ないのでおすすめです。歯茎が健康であれば、柔らかいブラシより固めがいいですね。また、歯を強くするためには、フッ素が効果的です。
畑真二先生
ダラダラ食い、厳禁!正しい砂糖の摂り方
 砂糖は、確かに虫歯の原因になりますが、健康な身体には欠かせない大切な栄養です。きちんと虫歯予防しながら、上手に摂りたいですね。虫歯になるのは、糖の「量」ではなく、「頻度」です。同じ量の糖なら、食事中に摂るより食間に摂る方が、また、1回にまとめて摂るより数回に分けて摂る方が、口の中に糖分が停滞しやすく、虫歯が発生しやすくなります。食事中に砂糖を摂っても虫歯になりにくいのですが、時間を決めずにだらだらと甘いものを食べ続けたりすると、虫歯の発生は格段に高くなります。砂糖は、食事中に摂るか、間食の時間をきちんと決めて摂るようにしましょう。
歯磨きのポイント
1 “歯の溝・歯間・歯と歯茎の境目”をしっかりと!
虫歯になりやすいのは、歯垢のたまりやすいところ。
特にていねいに。

2 歯ブラシは、ブラシ部分が小さめのものを!
小さめのブラシの方が、隅々まで届き、
磨き残しが少ない。

3 歯茎が健康なら、硬めのブラシを!
硬めのブラシの方が、歯垢を落としやすい。
正しいブラッシングやフッ素洗口の方法など、虫歯予防についての指導は健康保険でカバーされています。ぜひ、お近くの歯科医師にご相談ください。
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