砂糖健康学入門 IV

「砂糖の力」で、記憶力は向上する!
ブドウ糖服用の言語の流暢さへの影響 1999年にアメリカでエリクソン博士が、「人間の脳細胞は70歳を超えても増える!」という画期的な研究結果を発表しました。しかも、海馬の細胞が、もっとも増えることがわかってきています。
  脳細胞を増やし、脳の働きをよくするためには、常に脳を使って鍛えることが重要です。それには、脳に充分なエネルギーを供給しなくてはなりません。通常、脳のエネルギー源は、ブドウ糖だけ。ブドウ糖を摂取すると、脳の働きは格段に活性化します。
  20歳の女性たちに、言語の記憶力や流暢さの実験を行うと、上のグラフに示すとおり、ブドウ糖を含む飲みものを摂取したグループのほうが、頭がすっきりして、はるかに多くの単語を思い出せたという結果も出ています。
 しかも脳は、1日の摂取エネルギーの20%に当たる約500キロカロリーを消費する大食いの臓器。そして脳が蓄積できるブドウ糖はほんのわずかです。砂糖は、速効性のエネルギー源として素早くブドウ糖に分解され、脳の働きを活性化し、記憶力の向上を助ける重大な働きを持っています。

生活はつらつコラム (4)
女性ホルモンで
脳を若々しく
 女性ホルモンの一つであるエストロゲンは、神経細胞の増殖を促すので、記憶力をよくする働きがあります。そのため、女性ホルモンの分泌が多い妊娠中は、記憶力がアップするといわれています。さらに、エストロゲンには、女性の脳を活性化し、痴呆症を防ぐ効果もあります。
  しかし閉経によってホルモンが減ってくると、女性も痴呆症の危険性が高まります。最近では、大豆に含まれるファイトエストロゲンが女性ホルモンに代わる働きをするということで、注目されています。
  このように有効な女性ホルモンですが、一番分泌される時期は、女性が美しくありたいと思う恋愛をしているとき。年をとっても美しさに気を配り、ときめきを忘れないことが、脳の若さにも繋がるようです。

医学博士
高田 明和



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