砂糖健康学入門 II

第5章 砂糖と心
「甘いものでほっとする」メカニズムを解明!

砂糖に人のこころを安定させる効果があることは、すでに実証されています。砂糖の入ったお菓子や飲み物でリラックスして、ストレスの多い現代を乗り切りましょう!

甘いものにある
ストレス解消作用。
 人は、「甘いものは好ましい」という太古の昔からの記憶によって、砂糖を口にすると、快感中枢を刺激され、脳内でエンドルフィンが分泌されます。エンドルフィンは、人のこころをくつろがせ、さらに病気への抵抗力を高めるホルモンです。他にもいろいろなホルモンが分泌され、肌の色をよくし、体の調子を整えます。その結果、感情が豊かになるので、子供の情操教育にも甘いものは大切です。

脳のリラックスのためには、
ブドウ糖が不可欠です。
肉、卵、ミルクなどのたんぱく質に含まれるアミノ酸の一種トリプトファンは、血液を通して脳内に入ると、セロトニンという精神を安定させる神経伝達物質を作ります。トリプトファンが血液から脳内に入るためには、ブドウ糖を必要とします。
肉、卵、ミルクなどのみ摂取
血液中にブドウ糖が少ないと、その他のアミノ酸が先に脳内に入るため、トリプトファンは脳内に入ることができない。
肉、卵、ミルクなどの他にブドウ糖を摂取
血液中にブドウ糖が多くあると、その他のアミノ酸が筋肉に入るため、トリプトファンが優先的に脳内に入ることができる。

「こころのカゼ」に効く、
食後の甘いデザート。
 ストレスの多い現代社会では、やる気が出ない、眠れない、食欲がないなど、こころが「カゼ」をひいた状態の人がたくさんいます。運動や友人との会話など生活習慣を改善するのはもちろん、砂糖を摂るのも「こころのカゼ」に大きな効果があります。
  感情を調節する前頭葉では、セロトニンという神経伝達物質が精神を安定させる役割を果たします。セロトニンは、肉・卵・ミルクなどに含まれるトリプトファンというアミノ酸から作られます。トリプトファンが脳内に入るには、あらかじめブドウ糖を必要とします。(上図参照)そのため、肉を食べても糖分を摂らなければ、脳はリラックスできません。食事で肉を食べた後、デザートに消化の速い砂糖を摂るのは、理想的な組み合わせなのです。

砂 糖 ま め 百 科 。
デザートは、食卓外交の花形。
  今、国際外交や世界平和が強く求められ、話題になっています。国際会議の後のレセプションも、食事をしながら本音を話し合う大切な食卓外交の場。食卓外交を締めくくる甘いデザートは、食事を和やかに終え、人のこころを癒し、コミュニケーションを活発にする重要な役割を担っています。


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