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早稲田大学スポーツ科学部教授 鈴木 正成先生インタビュー
筋肉が、健康な身体をつくる
健康な身体で、無駄のない生き方を。

筋肉が、すべての
健康のカギを握っています
鈴木正成
筑波大学体育科学系名誉教授
早稲田大学スポーツ科学部教授
農学博士 鈴木 正成先生
健康づくりの基本体操として「ダンベル体操」を提唱し、マスコミではダンベル先生として有名に。Jリーグやバレーボールなど、プロスポーツ選手の栄養・運動指導も行っている。

美容のためにも筋肉が大事
食べると脳が満足
 老化というのは、肌でも、身体でも、コラーゲンが足りない状態です。骨を丈夫にするのも、このコラーゲンの働きによるものです。コラーゲンは、美しい肌をつくるためにもよいといわれますが、これは外から補うものではなく、まずは、自分でコラーゲンの合成をできるように、身体を整えておくことが先決です。そのためには、やはり筋肉に刺激を与える。これが、大事です。筋肉のもとであるたんぱく質は、酸素やホルモン、細胞などの主成分として身体の機能を支え、骨(コラーゲン)の主成分でもあります。自分の筋肉を緊張させて、少し負荷を与える運動が、健康づくりと美容の基本となります。
 スポーツ選手にとっては、意味のない体重の増量はタブー。大切なのは、体脂肪ではなく、たんぱく質量を増やすということです。だから、彼らは、記録・成績の向上のために、毎日、筋肉の増強に励んでいますが、健康的な生活をするためにも、実は大切なことです。
筋肉をつくるということは、身体のたんぱく質の合成力を高めるということです。身体のたんぱく質合成が低下すると、筋肉は減量し、代謝活性が低下するため、基礎代謝は鈍ります。すると、エネルギーが分解されにくくなり、体脂肪がたまり、動脈硬化や心臓病などにつながります。よい筋肉をつけることで、身体の基礎代謝が高まり、24時間エネルギーがどんどん消費され、肥満や生活習慣病になりにくい身体になるのです。そのために必要なのは、運動。特に、ダンベルのようなウェイトトレーニングが効果的です。
鈴木正成

筋肉づくりによい生活のコツ
 基本的に、健康な生活の基本は、3つ。「トレーニング」「食事」「睡眠」です。まず、筋肉・たんぱく質増強のために、食事で気をつけることのひとつは、脂肪の摂り方。脂肪はスタミナ源としての役割がありますが、これを夜寝る前に摂ると肥満につながります。朝の活動の前に摂るようにしましょう。 夕食は、和風に、煮物や焼き物などをメインに。そして、夕食は早めにすませて、15分ほどウェイトトレーニングをすると、睡眠中に出る成長ホルモンの分泌を促すので、筋肉をつけるには効果的です。
さらに、寝る時間・起きる時間を規則正しくすると、成長ホルモンの影響をよりよく受ける身体をつくることができます。質のよい筋肉をつけることは、無駄のない身体をつくること。そして、健康で充実した人生を送ることになるのです。


筋肉をつけるなら、赤い筋肉
筋肉には、赤い筋肉「赤筋」と白い筋肉「白筋」がありますが、強い筋肉・スタミナのある筋肉は「赤筋」です。赤血球中のヘモグロビン、ミオグロビンという赤い色素が多い筋肉。これは、エネルギー代謝のよいスタミナのある筋肉です。逆に、白い筋肉は、血液中のブドウ糖を乳酸に変えてしまうので、疲れやすい筋肉です。この赤い筋肉をつくるためには、ダンベルのような軽いウェイトトレーニングが必要です。

それでは次のページで、砂糖と筋肉の関係について ご説明しましょう。

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