作品コンクール

日本分蜜糖工業会会長賞
埼玉県熊谷市 熊谷東小学校4年 新井 万柚子
『大好きな「おかしの日」』

 私の家の第四土曜日、それはおかしの日です。なぜおかしの日かというと、おかしのしと、第四土曜日の四をかけているのです。それは、お母さんと私で考えだした日で、家でおかしを作る日なのです。私もお姉ちゃんも「おかしの日」をそれはそれは楽しみにしています。
 さいしょのきっかけは、クッキー作りでした。私もお姉ちゃんも、クッキーが大好きなので、お母さんが、
「みんなで作ると楽しいからお家で作ってみようよ。」
と言いだしました。私とお姉ちゃんは、
「やったー!やってみる。」
とすぐにさんせいしました。
 ボウルにやわらかくしたバターを入れ、さとうを加えてあわだてきですりまぜると、ふわーっと白っぽくなります。おさとうとバターが仲よくなるしゅんかんです。
「おさとうとバターが仲よくならないと、おいしいクッキーにはならないんだよ。」
と、お母さんが言いました。たまごと小麦粉を入れてよくまぜ、お姉ちゃんと私でねん土みたいにいろんな形を作りました。私はハートやうさぎの形を作りました。お姉ちゃんはねこのももちゃんを作っていました。
 オーブンでやいている間、私はオーブンをのぞきこみながら、オーブンのデジタルのタイマーにあわせてカントダウンしました。
 クッキーのあまーいにおいが、家中に広がりました。お休みのお父さんもねこのももちゃんも、いいにおいに集まって来ました。
 やき上がったクッキーをまだあついうちにみんなで試食して顔を見あわせました。
「おいしい。」
さすが家族です。そう言うタイミングはぴったりでした。
 三回目のおかしの日の時、お母さんがおやつこう習会で給食センターの栄養士の先生に教わってきた豆ふのみたらしだんごを作る事になりました。私の大好きなおしょうゆ味のおだんごです。
 白玉粉にお豆ふを入れて、指でもちゃもちゃまぜるとなめらかになりました。それを少し取って手で丸め、指でぶにゃっとつぶすとおだんごの形の出き上がり。あとはぐらぐらゆでるのです。
「さ、ゆでてる間にたれを作っちゃお。」
お母さんは小なべに、さとうとしょうゆ、かたくり粉と水をはかって入れました。
「お母さん、おしょうゆのおだんごになんでおさとうを入れるの?」
と私が聞くと、
「まゆちゃん、おしょうゆのおだんごって、おさとう入んないとただしょっぱいだけだよ。おさとう入ってるから甘じょっぱいおいしい味になるんだよ。栄養士の先生のレシピ見てごらん、けっこうおさとうたくさん入るんだね。」と、なべを火にかけながら言いました。じきになつかしいようないいにおいがしてきました。私のおなかがグゥーとなりました。
 ゆで上がったおだんごにたれをかけて食べたら、お店で買ったおだんごよりも、とてもおいしく感じました。
 お母さんは今年PTAで食育の勉強をしています。特に、朝食について調べているそうです。この間、お母さんたちのグループは、市内の小学校の先生百人以上にアンケートを取りました。朝食を取らずに登校する子どもはずいぶんいるそうです。先生方のアドバイスを聞いたら、
○ヨーグルトにジャムなど甘い物を入れる。
○ホットミルクや紅茶におさとうを入れる。
○たまご焼きや煮物はちょっと甘めに。
などの意見が目立ったそうです。朝食の時に甘い物を取るのは頭の働きを活発にし、はっきり目をさます効果があるそうです。たしかにお父さんも、朝だけはコーヒーにおさとうを入れています。私がテストの日、お母さんは朝食にあべ川もちを作ります。
 同じもちでも、おかしの日でかしわもちを作った時は、家族の意見が分かれました。おばあちゃんと、お父さん、お姉ちゃんはつぶあん派、私とお母さんはこしあん派です。
 でも私とお母さんで買い物に行き、さとうを加えてこしあんを作る「さらしあん」を買ってきてしまったので、こしあんのかしわもちを作りました。それでもつぶあん派のみんなからは、何の苦情もでませんでした。おいしいおかしはみんながにっこり、口もへの字にならないのです。
 日本には季節に合わせていろいろなおかしがあります。秋にはスイートポテトや、かぼちゃケーキもいいな。今年のクリスマスケーキは手作りしようかな。私はこれからもいろんなおかしを作りたいです。家族がにっこりするおかしの日が大好きです。
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